凸凹(でこぼこ)な毎日。

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二次被害を防ぐために「拡散」しないことはできないだろうか。

三鷹女子高生刺殺事件、被害者の画像/動画のネット拡散、どう考える?(The Huffington Post)

この事件から考えなければいけないことはたくさんあるのではないかと思うのですが、ここでは、被害者のプライバシーに関わる情報が「拡散」されることによる二次被害を防ぐことはできないだろうか、ということを考えたいと思います。

他人によって晒されるプライバシー

以前、

Twitter上に「わいせつ画像」を掲載することは、違法じゃないの?

で、Twitterにおいて自ら「わいせつ画像」を掲載することの違法性について書きましたが、今回の場合は「自分」ではなく加害者によって被害者の画像が投稿されたとされ、被害者のプライバシーが「拡散」されています。

特に、今回は被害者の動画や画像がアダルト投稿サイトで投稿されるといったことでさらに二次被害が生じているように思います。

冒頭のリンク先の記事の中に、

 アメリカ・カリフォルニア州では、別れた交際相手のポルノ画像/動画を嫌がらせに公開する、「リベンジ・ポルノ」が問題化。法規制する動きもある。

とあるように、プライバシーを知っていた人によって、プライバシーが公開されてしまうケースがあります。今回の事件もそのひとつと考えられます。

被害者本人ではどうしようもできない可能性が高い

そこで、まず考えられることは、

  • ネット上にプライバシーの情報が投稿されないためにどうすればよいか

ですが、今回のようなケースの場合、被害者本人だけでは防ぎようのない可能性が高いように思います。

当然、プライバシーに関する情報を、恋人だろうが誰だろうが「残さない」ように努力することはできます。しかし深い関係になればなるほど情報はお互い伝えあってしまうこともあります。まして男女関係は別れることを前提にしない場合が多いように思うので、単に個人の努力だけでは完全に「残さない」ことは難しいように思います。

そして、例え、別れることになったとしても相手にプライバシーを公開しないように努力し合うことはできますが、感情的で理性的な判断ができない状況に問題は生じるだろうことを考えると、そういったことはあまり意味がないように思います。

したがって、

  • ネット上にプライバシーの情報が投稿された場合「拡散」されないためにはどうすればいいか

を考えなければいけないように思います。

ネット上に情報は「残る」

一度ネット上に情報が載ると、その情報を消すことは容易ではありません。

ネット上ではたくさんの情報で溢れており、話題にならない限り、ひとつひとつの情報に関してほとんど誰も見向きもしませんが、一度話題になると芋づる式にあらゆる情報があばかれ、多くの人にさらされてしまうことになります。

例えば、Twitterで問題が生じる可能性のある投稿をし、話題になり、すぐに消したとしても、それを不特定多数の人にコピーされてしまうと、知らない誰かが再掲載することができてしまいます。次から次へと情報が「拡散」され、情報がまとめられていきます。こうなってしまうと完全に情報を消すことは不可能です。

このように、ネット上における情報は「残る」ということを前提にしなければいけません。

プライバシーに関する情報を「拡散」しないようにするためにはどうすればいいか

どうしても残ってしまう情報ですが、引っ越しをするなどして生活空間を一新するように、プライバシーの情報をできる限り人目につかないようにすることはできないでしょうか。

そこで、二つの解決策を考えました。

プライバシーに関する情報の投稿と拡散の罰則化

まず、ネットユーザーが「拡散」しないように努める、が考えられますが、エロ、グロ、ナンセンス、人の不幸といった話題は、よく「拡散」されているように思います。

ネットは公衆の場ではありますが、同時に極めて私的な場でもあるように思います。そのような「自由」な空間ですべての人間が「拡散」しないように努めることは不可能ではないかと思います。

そのため「自由」を制限し、今後、他人のプライバシーに関する情報を投稿した場合や「拡散」した場合、罰則化を設けることは効果があるのではないかと思います。

情報のハブとなっている場において、プライバシーに関する情報を載らないようにする

次に、プライバシーの情報を「拡散」しないためには、情報のハブとなっている場において情報が載らないようにすることが有効ではないかと思います。

ポータルサイトやまとめサイトといったところでプライバシーの情報が載らないようになれば、情報がネットユーザーに「拡散」していくことを防ぐことができます。

当然、どこまでがプライバシーに関する情報なのか、は重要になっていきますが、話題にならなければ情報がネット上にあったとしても被害は最小限になるかと思います。

そして、プライバシーに関する情報が話題になるところがどこかといえば、多くのネットユーザーが集まるようなプラットフォームではないかと思うのです。